おさるの書道の腕前と実力がすごい!書道を選んだ理由とは

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お笑い芸人コンビ「アニマル梯団」として人気者だった、おさるさん。

デビュー以来、4回も改名するなど話題作りだけで楽して売れようとした結果、月収0円になるまで転落。最近は、テレビで見ることはなくなりました。

そんなおさるさんは今は書道家として活動しているそうです。書道の実力は趣味レベルではなく、多くの賞を受賞するなど、その腕前と実力は本物です。

ここでは、芸人としての仕事がなくなったおさるさんが、どのように書道家になったのかご紹介します。

おさるの書道家になった理由

現在は、書道家名「宇都鬼」として活動しているおさるさん。

どのような理由で書道の道に進んだのでしょうか?

実はおさるさんのの母親は書道家だった。その影響で4歳から中学入学まで、書写が毎日の日課だったとのこと。

小学校のときには「ただ書いただけ」の字が、硬筆展の大阪府代表になるなど、既に書道家としての片鱗を見せていたようだ。

そして運命の分かれ道となったのは40歳のとき

「40歳を前に、『人生も折り返しやな』って思ったんです。夏目漱石が教師を辞めて、作家として生きていこうって決めたのも40歳。ボクも本当にやるべきことを見つけなきゃあかんって」

と、芸人とは違う道を考えた。

そんなとき、芸人としての付加価値をと考えたマネジャーが、書道雑誌『墨』での連載仕事を取り付ける。

字には自信があったおさるさんだが、連載をきっかけに師事した書家・松川昌弘さんの字を見て運命が動き出します。

「師匠と同じ筆、同じ墨を使い、その見本を横においても同じように書けないんですよ。なんやこれ!?と。これまでスポーツでも何でも、やればできてきたせいか衝撃で。これが書道の魅力なんだ、と。器用貧乏だった自分が一気にのめり込んでいきました」

松川昌弘さんとの出会いが書道を選んだ理由でした。

書道の腕前と実力がすごい!

今後の人生を書道にかける想いは強く、週4日は自宅で育児の後、3~4時間書き、週末になれば師匠のもとへ行き、10時間、教えを請う。

書き終えて、布団に入っても、頭の中でぐるぐると文字の配置のことを考えて、夜中3時に跳び起きて筆を持つこともあったそうだ。

「書道にはいい悪いはあっても、失敗はないんです。最初の一筆、一文字で『あ!』と思っても、次の筆運びで素晴らしい出来になることもある。でも、書き直しは一切できない一発勝負、なんです」

その努力が実り、今では賞を受賞するなど腕前と実力がすごいことになっている。

受賞歴

・第33回 東京書作展 優秀賞
・第34回 東京書作展 特選
・第35回 東京書作展 部門特別賞
・第36回 東京書作展 特選
・東京書作展 選抜作家展2015 東京新聞賞

・第24回 永和全国書展 大賞
・第25回 永和全国書展 大賞

・第22回 佐賀県書道展 佐賀県議会議長賞

今では作品がお店に飾られたり、書道家としてイベントに呼ばれ、その場で字を書くパフォーマンスするなど精力的に活動している。

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おさるのプロフィール

本名:大森 晃(おおもり あきら)
芸名:おさる
書道家名:宇都鬼
生年月日:1968年9月19日
出身地:大阪府摂津市
血液型:AB型
最終学歴:創価大学

初めて応募した「第33回東京書作展」で優秀賞を受賞。
以降、受賞を重ね、昨年は部門特別賞(3011人中上位17人)に輝く。